グリーンニューディール

Green New Deal

グリーンニューディールとは、英国を中心とするグリーンニューディールグループが2008年7月に発行したレポートをもとにNEF(New Economic Foundation)が出版した報告書のこと。また、報告書の内容および、内容に沿った各国の政策を指す場合もある。グリーンニューディールという名称は、米国のフランクリン・ルーズベルト大統領が1929年に起きた世界恐慌を克服するために実施した経済政策であるニューディール政策に由来している。

グリーンニューディールでは金融、気候、エネルギーという3つの危機に対して、新エネルギーを中心とした新しい政策を提言している。主な提言の内容として、省エネルギー技術とマイクロ発電への政府主導の投資、低炭素社会実現に向けたグリーンジョブ雇用の創出、石油、ガス業界からの税収を再生可能エネルギーと省エネルギーに向けること、デリバティブなど新しい金融商品に対する監査の強化、金融が経済を支配しないように国際金融システムを再構築することなどがある。

世界各国ではグリーンニューディールに対応した政策を実施している。米国ではオバマ大統領が再生可能エネルギーへ1,500億ドル投資すること、それに伴う数百万規模の雇用を創出することを発表したほか、中国、ドイツ、フランス、英国、韓国、日本などでも環境分野への財政投資と雇用創出を表明している。