コアティア1【ティア1コモンキャピタル】

普通株と利益から生まれる内部留保(剰余金)に限定した、狭義の中核的自己資本のこと。高い配当金を約束する優先株は除外されるため、質の高い資本とされている。
金融機関の経営の健全性を測る指標の一つで、リスク資産に占める割合について4%以上であることが健全性の指標であるといわれている。G10諸国の中央銀行総裁会議によって1975年に設立された委員会であり、国際的な金融規制の内容を検討するバーゼル銀行監督委員会が、国際業務を行う金融機関に対する新規制の有力な指標として、一定比率に保つことを義務づけるよう検討している。
日本のメガバンクの中では、三菱UFJ、三井住友、みずほの順にコアティア1が高いとみられている。ただし、増資後のみずほの繰り延べ税金資産を除いたコアティア1は、3.83%から約5.2%に上昇する見込みである。

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