コルレス契約

国際決済のために日本の金融機関が海外の金融機関と結ぶ、為替業務の代行に関する契約のこと。また、コルレス先とは、コルレス契約の相手先のこと。預金勘定(為替決済勘定)をおいている取引銀行先 のことをデポ・コルレスといい、預金勘定をおいていない取引銀行先のことはノン・デポ・コルレスという。ノン・デポ・コルレス先の口座振替は、他の銀行を通して間接的に行うことができる。
コルレス契約では、手形の取立依頼、送金の支払委託、信用状の授受、決済勘定などの取り決めを行っている。外国為替の決済には海外の銀行に預金口座を開設する必要があり、その口座に入出金を行うことで決済することができるが、すべての海外銀行に口座を開設することは難しい。よって、口座のない銀行とは、他の銀行がもつ預金取引関係を利用して、間接的に決済することができるようになっている。

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