サブプライム

subprime

サブプライムとは、優遇顧客(プライム層)よりも信用力の低い人を対象とした貸し付け。サブプライムローンとは低所得者層や、過去に延滞を繰り返したり、破産したり担保を差し押さえられたりした信用力の低い消費者向けの住宅ローンのこと。審査の基準が低めに設定されているが、年率20〜30%とその分金利は高い。米国では総世帯の約4割(3900万世帯)が年収2万5000ドル以下で、サブプライムの対象になるといわれ、非常に大きな市場となっている。最初の数年は金利を低く設定した商品が多く、そのために債務者が自分の返済能力を超えた借入を行う傾向にあり、不良債権化するケースが増えている。また低所得者の住宅購入に限らず、将来の値上がりを期待して高級リゾートホテルや別荘とリスクの高い不動産投資に多くの個人が参入し、返済不能に陥る場合も少なくない。債務者の返済滞りの影響を受け、ついに2007年3月にサブプライムローンを専門に扱っている大手のニュー・センチュリー・ファイナンシャルが経営破綻を懸念され、上場廃止が決まった。さらに2007年6月には米大手証券ベアスターンズ傘下のヘッジファンドが、サブプライムに関連した運用に失敗したことが明らかになった。サブプライム問題は今現在金融市場全体へと広がり、混乱を招いている。