サーチャージ

サーチャージとは、原燃料価格の上昇や為替レートの変動などを理由として、追加料金を設定する制度のこと。

原油価格の高騰を受けて、特に燃料費の負担が大きい航空会社や海運会社などで広く導入されている。中でも油の価格に追随して、運賃とは別に料金が徴収される「燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)」が大幅に増加する例が多くなっている。これに伴い旅行パンフレットなどで、サーチャージ料金による上乗せ分の表示が小さくて分かりづらく、想定していた金額と大きな差が出たという、消費者からの苦情が目立つようになった。そのため、2008年6月に国土交通省は旅行業界に対して、燃油サーチャージを含む総額を表示するように通達した。

また、原油価格高騰による燃料コストの上昇に悩んでいる運送会社でも、サーチャージを導入する動きが大手を中心に広まっている。ただし、適用するために了承が必要となる顧客企業からの抵抗も強い。特にトラック業者は大半が中小業者なため価格交渉力が弱く、十分に浸透はしていないのが現状である。そのため、国土交通省は中小業者へも同制度を浸透させるため、業界団体のみならず、個別の荷主や元請けとなる大手トラック業者などへも制度普及の協力を要請している。