トリプル安

株式の市場用語で、一般に影響の大きい市場である株式市場、為替市場、債券(金利)市場の3つの市場が、同時に値下がりすること。円安、株安、債券安であるということ。株式市場では、日経平均やTOPIXなどの指標の値段が下がることで、為替市場では円安になる(今まで1ドル=100円だったものが1ドル=110円になる)こと。また、債券市場では、金利が上昇すると国債などの債券の価格が下がるため、金利が上昇することをいう。円安も株安も絶対的概念ではなく、相対的概念である。トリプル安は、例えば、日本経済の不安が高まり為替市場では円を売ってドルを買い、日本市場から海外資金が引きあげられ、株や債権が売られると起こり得る。トリプル安になると、保有している株式、債券の値段が下がり、海外からものを買うときの値段が上がるということになる。

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