値洗制度

金融先物取引や株の貸借取引において、決済が済んでいない建て玉を時価で洗い直し、評価損益に見合う金額を取引所を通じて業者間でやり取りする制度のこと。
毎日、その時点で契約を清算した場合の損益分を、証拠金のやり取りで決済する方法。
金融先物取引では、売り建てた場合でも買い建てた場合でも、最終的に決済しないうちは建て玉(未決済建て玉)が残り、時価で毎日、洗い直すことになっている。その結果、各証券会社には評価益や評価損が発生し、評価損益に見合う金額は、取引所を通して取引した証券会社間で毎日、「更新差金」としてやり取りすることができるという制度。よって、発生した損益の支払準備を行っておくこととなり、万が一、顧客が取引を決済できなくなるという事態を回避することができる。

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