国際的統合化【Convergence】(コンバージェンス)

収束、収斂を意味することばで、会計では会計基準を国際的に基準を合わせることをいう。資本市場が国際化している近年ではますますコンバージェンスが重要になっている。
欧州委員会(EC)はEU域外の国が、EU市場で資金調達をする場合も国際財務報告基準と同等の基準を使用することを義務化したことに伴い、欧州委員会は、日本、米国、カナダの会計基準に対する評価作業を実施した。その結果として欧州証券規制委員会(CESR)は、日本の会計基準が国際財務報告基準と全体として同等と判断したが、26項目については補正措置が必要であるとしている。
補正措置が必要な26項目の中には、企業結合の方法、連結範囲、減損、研究開発費、のれん、負ののれん、工事契約などが含まれている。欧州証券規制委員会からの指摘を受け、日本では企業会計基準委員会(ASBJ)が補正措置が必要な26項目についてコンバージェンスを進めている。

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