国際競争力

国際競争力とは、国際経済取引における、ある国または企業の競争力の強さのこと。国家間ではランキングが存在し、スイスのビジネススクールであるIMD(経営開発国際研究所)とWEF(世界経済フォーラム)が発表するものが有名であり、どちらもメディアなどでよく取り上げられる。

国際競争力が強いほど、その国あるいは企業の輸出が増加することになり、国際競争力は主に価格競争力と非価格競争力の2つに大別される。価格競争力とは、同じものをより低価格で輸出する能力であり、技術進歩による生産性向上や、安価な労働力の確保によって高められるもので、新興国が得意とする。一方、非価格競争力は製品の性能や品質、デザインなどの付加価値をより高める能力であり、先進国のほうが有利となっている。

しかし、IMDのランキングが定義する国際競争力とは「グローバル企業が諸外国で活動しやすいかどうか」であり、一般的な定義とは少し異なる。一方、WEFランキングでは、国の生産性レベルをそのまま評価している。このように、両ランキングでは評価基準が異なるため、各国の順位が大きく変わる場合がある。

ちなみに、IMDのランキングにおける日本の順位は、バブル期の89 92年には1位であったが、2001-2010年では15位から30位の間を行き来している。WEFランキングでは、2001-2010年における日本は、01年を除くと6位から13位の間に位置している。