失業

働く意思があり、なおかつ働く迫ヘや資格のある人が職に就いていない状態のこと。経済学者であるケインズは失業をさらに3種類へ分類している。
まずは摩擦的失業。これは自分に合った職を探している間の情報収集や移動に時間がかかるために発生する失業のことで、企業は求職者に、求職者は企業に対してそれぞれ情報収集を行っているため、労働市場の情報が不完全な場合に起こる。また、非正規労働者や非自発的転職者が多く、労働市場が流動的ならば増える。次に自発的失業。これは就ける職があるにもかかわらず、現行の賃金で就職することを拒むことで発生する。求人側と求職側の条件不一致が原因である。最後に非自発的失業。これは、現行の賃金で働く意思と迫ヘはあるものの経済状態が悪く雇用機会が得られない状態を指す。
一般的に摩擦的失業者と自発的失業者は短期で職に就くが、非自発的失業者は長期間を要する。この非自発的失業者がいなくなった状態を完全雇用の状態といい、この状態で生み出される付加価値に等しい国民所得を完全雇用国民所得という。

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