所得弾力性【所得弾性値】

国民の所得が増えることで、経済の需要がどれだけ増えるかを浮キ値のこと。国民所得が1%増加するごとの数値が所得弾力性であり、「需要の変化率÷所得の変化率」という計算式によって算出する。
所得弾力性は商品の種類によって変化する。例えば食品関係は、所得の増減にかかわらず必要なものであるから、所得弾力性は低いといえる。一方、自動車などの嗜好品は、所得が増えることで購入が促進されることから、所得弾力性が高いといえる。
需要の所得弾力性が1以上になるものがぜいたく品、嗜好品の類のもので、所得弾力性が1以下になるものが生活必需品などの基礎的な支出となる。
需要以外にも、雇用の所得弾力性、輸入の所得弾力性などがあるが、単に所得弾力性という場合には需要の弾力性のことを指す。

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