最低賃金審査会

最低賃金審査会とは、労働者最低賃金の引き上げや引き下げについて審議し、答申を行う諮問機関のこと。厚生労働大臣の諮問に応じて審議する中央最低賃金審議会と、各都道府県労働局長の諮問に応じて審議する地方最低賃金審議会がある。最低賃金法と政令の「最低賃金審査会令」にもとづいて設置される。

最低賃金審査会は、労働組合代表などの労働者側委員、経営者代表などの使用者側委員、有識者などの公益委員によって構成されている。中央最低賃金審議会において、労働者側と使用者側のそれぞれが最低賃金の引き上げ額(または引き下げ額)について見解を述べ、公益委員が中心となってとりまとめて引き上げ額の目安を決定して公表する。

中央最低賃金審議会の公表した目安を受けて、各都道府県の最低賃金審査会が審議を行い、引き上げ額または引き下げ額を決めて労働局長に答申する。労働局では一定期間、労使双方からの異議を受け付けた後で、答申の内容通りに最低賃金を改定することとなっている。改定された最低賃金は、それぞれの都道府県のすべての労働者に適用される。