最有効使用

最有効使用とは、ある不動産についての最も有効な使用方法のこと。具体的には、現実の社会経済情勢において、人が良識と通常の使用能力を持っていることを前提とした場合に、客観的に見て合理的で合法である、不動産の最善な使用方法のことをいう。

不動産価格は最有効使用を前提として形成されるため、不動産価格を計算する際には、最有効使用の判定が重要となる。不動産の鑑定評価書にも、最有効使用の判定に関する事項を必ず記載しなければならない。

土地などの不動産は、他の財とは異なり用途が多岐にわたるため、同じ不動産にでも、宅地と店舗など目的が異なった需要が競合することがある。その場合、不動産の買い手はそれぞれ見込まれる利潤に応じて価格を提示し、売り手は提示された最も高い価格で売ると考えられるため、最有効使用が不動産価格を決めると言われている。

ただし、現実では、すべての不動産が最有効使用されているわけではなく、さまざまな事情により不動産の効用を最大限に得られていないことも多い。