発生主義

発生主義とは、費用と収益が発生した時点で計上するという会計原則のこと。発生主義の会計原則では、現金受け渡し以前に費用と収益を計上することで、会計期間中でも会社の取引状況をつかみ、どれくらい収益をあげているのかある程度把握することができる。

現金の受け渡しをもって認識する現金主義とは反対の概念で、現金主義では現金の受け渡しにタイムラグがある場合があり、会社の誕生から清算までを通算しないと会社の評価ができないとされている。

発生主義の会計原則を実現するためは、費用を努力と成果に見合うように分散させる必要があり、そのために引当金減価償却など様々な勘定科目によって形成されている。

引当金は、例えば社員へのボーナスを支払う場合に、払う月にだけ費用を発生させるのではなく、ボーナスの評価対象となる、例えば直前6ヵ月に分散させて費用を発生させるための勘定科目となっている。減価償却は例えば100万円で購入した設備を一度に費用として発生するのではなく、会計年度ごとに一定の割合を費用として発生させるための勘定科目となっている。