貸倒償却

貸倒償却とは、企業会計上、損益計算書で使用される勘定科目の、販売費及び一般管理費の部の仕訳のひとつ。貸倒償却に仕訳された費用は、損金算入される。貸倒損失や、貸倒金という名目で管理する企業もある。通常の取引に基づいて発生した、貸付金受取手形売掛金など、受取債券の中で回収不能な金額や貸倒引当金繰入額を貸償却の勘定科目へ損失として計上する。貸倒引当金を設定している場合には、取立不能額が貸倒引当金の金額に達するまではそれを崩して処理し、貸倒引当金額を超えた部分を貸倒償却の勘定科目に計上する税法では、与信者側が債務者に対し「債権放棄通知書」を発行した場合や、該当する顧客が死亡したり、行方不明などで未収期間が6ヶ月経過した場合、また未収期間が1年以上の債権について、貸倒れした債権として「損失」として経理上処理することができるようになる。

計上方法の例としては、取が倒産し、売掛金100万円が回収不能となった場合、左側の借方には貸倒償却として100万円、右側の貸方には売掛金として100万円を計上する。また、この場合に50%の貸倒引当金が設定されていた場合には、左側の借方には貸倒引当金として50万円、貸倒償却として50万円の2項目が計上され、右側の貸方には売掛金としてそれぞれ50万円ずつ2項目計上する。