GATT

General Agreement on Tariffs and Trade 】 関税及び貿易に関する一般協定

GATTとは、1930年代の世界的な不況対策のため、1944年に米国のブレトン・ウッズで開催された会議に基づき、1948年から機能した貿易面から国際経済を支える仕組みのこと。

ブレトン・ウッズ体制は他に、1945年に発足した国際復興開発銀行(IBRD)と、1947年発足の国際通貨基金(IMF)がある。GATTの基本原則は、貿易制限措置の削減と貿易の無差別待遇による自由貿易の推進である。

まず、輸入禁止や数量制限措置を原則禁止とし、関税に置き換えた。この関税を各国間の交渉で引き下げていくことで、輸出入しやすい環境を整えていった。

さらに、一国に対して関税を引き下げた場合、すべての国に対しても関税を引き下げなければならないルールとした。これを「最恵国待遇」という。また、輸入品に対して国内製品よりも割高な国内税を課すような差別を禁止した。これを「内国民待遇」という。

GATTにおける8回目の多角的交渉は1986年から1994年にかけて行われたウルグアイ・ラウンド で123カ国・地域 が参加した。

この時に、世界経済の変化に対応するべく決議された貿易ルールを運営し、さらに自由貿易を促進する国際機関として、GATTにかわり1995年1月にWTO(世界貿易機関)が設立された。約150カ国が加盟して公正な貿易のため現在も活動している。