SPV

Special Purpose Vehicle 】 特別目的事業体

SPVとは、不動産金銭債権といった資産を証券化する際に、原資産保有者が資産を譲渡する事業体のこと。原資産保有者をオリジネーターと呼び、オリジネーターは資産をSPVに譲渡する。SPVは譲渡された資産を担保証券を発行して、投資家に売却する。SPVは譲渡された資産を保有するだけの機関であるため、オリジネーターよりも信用力が高くなる。

資産を譲渡したオリジネーターは貸借対照表から、譲渡した資産を切り離すことができ、資産を圧縮するとともにリスクの一部を投資家に移転することができる。SPVにとっては、オリジネーターが倒産したとしても、影響が受けることなく、倒産隔離することができる。

SPVが発行する証券はキャッシュフローの受取について優先劣後構造をつけることができる。最も優先順位が高い証券をシニア(優先証券)、最も優先順位が低い証券をエクイティ、その間に入るものにメザニン証券という。

1970年代に米国で住宅ローンが証券化されたのに始まり、クレジットカード債権リース債権、不動産など様々な資産に拡大している。