経済規模がピーク時に比べて、8割程度の状態となっていること。2008年以降の世界経済危機以降、2009年から2010年にかけて徐々に景気回復してきてはいるが、ピーク時の8割程度の経済規模が続くとの見方から、8割経済といわれるようになった。
例えば2009年の日本の鉱工業生産水準はピーク比のちょうど8割となっているが、他の業種ではピーク時の6〜9割とばらつきがあり、8割という数字はおおよその目安となる。
8割経済では、設備や雇用が2割過剰になっている状態であるため、設備投資や雇用がすぐに回復することが見込めない。企業では需要がピーク時の8割となっても、収益を出せるように抜本的な再穀zが必要となる。従って8割経済の状況下では企業体力の強化につながるが、景気回復には足かせとなる。
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