東京証券取引所が2010年1月4日に導入した株式売買システム。注文応答時間が10ミリ秒以下と高速で、注文、約定、注文板などの取引情報をメモリ上で三重化して保護する信頼性と拡張性を兼ね備えた、次世代売買システムとなっており、株式やCBのオークション取引を実施する。
市場環境や取引形態が変化する中で、注文レスポンスや市場情報が高速で配信されるニーズが高まってきたことを受けて、開発された。安全性、拡張性、高速性、柔軟性、堅牢性をコンセプトに掲げ、富士通株式会社の全面的な協力を得て開発され、世界最高水準の売買システムとなった。
アローヘッドが導入される以前は注文が注文板に反映されるまで、数秒のラグがあったが、アローヘッドにより注文受付通知が10ミリ秒以下、約定通知が40ミリ秒以下となったほか、急激な株取引があった場合にも助ェなキャパシティを持ち、災害やシステム障害にもバックアップサイトを設けることで対応している。
目次
コメント