外出せずに、インターネットや電話などを通してする消費のこと。ネットショッピング、カタログ通販、宅配式の料理などの利用が巣ごもり消費にあたる。また、外食を避け、自炊することも巣ごもり消費に含まれる。
2008年以後の金融危機から言われるようになったことばで、金融危機による消費の冷え込み、燃料価格の高騰、食の信頼性の低下などが巣ごもり消費の背景にある。巣ごもり消費の傾向が高まることによって、外食、レジャー、旅行などの産業が不振に陥る一方、ネットショッピング、ゲームなどの分野が好調となっており、2008年から2009年にかけてその傾向があった。
また、米国でも2001年の同時多発テロ以降、外出を控え、巣ごもり消費が伸びる傾向がみられた。巣ごもり消費は、一時的な不況によるものというよりも、インターネットの発達などを背景とした長期的な消費傾向であるという見方がある。
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