従業員による事務ミス、不正、システム障害等により、損失を被るリスクのこと。さらに左記の損失に端を発した評判低下や訴訟などをうけるリスクも含まれる。
深刻な損失を被ると市場からの撤退を余儀なくされる危険性もあるため、オペレーショナルリスクの顕在化を未然に防いだり、早期に発見してコントロールできるような体制を整えておくことが企業にとって必要となる。特に金融機関については、1つの金融機関が破綻することで世界中の金融に影響をあたえるシステミックリスクがあるため、国際決済銀行(BIS)がオペレーショナルリスク管理のガイドラインを発浮オている。2003年の新BIS規制では金融機関の自己資本比率は8%とし、自己資本比率を算定するときに考慮するリスクの範囲が信用リスク、市場リスク、オペレーショナルリスクまで含まれている。
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