国内価格より大幅に値引きし、公正な競争を妨げるほど不当に安い価格で製品を販売する不当廉売のこと。被害を受けた産業界が安売り分を通常の関税に上乗せする「反ダンピング関税」の瑞ソをし、政府が調査を行った結果ダンピングと認定されれば、世界貿易機関(WTO)のルールに基づいて課税されることになっている(不当廉売関税制度)。日本では、関税定率法第9条にダンピング防止関税の規定があり、独占禁止法でも規制されている。
ダンピングの目的としては、海外市場におけるシェア拡大や、自国の売り場を荒らさずに売れ残りを処分する投売りなどが挙げられる。また、需要の差から逆に外国へ高値で売る「逆ダンピング」の場合もある。
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