蘭h接種

伝染病の原因になるウイルスや細菌の毒性を、発病しないまでに弱めたものをワクチンといい、これを注射などで体内に入れ、その病気に対する免疫をつけること。
流行の可柏ｫのある病気や、世界的に流行が続いている病気が蘭h接種の対象となっている。蘭h接種をすることで、病気に対する免疫を体内につくることで健康を守ること、また、重い感染症の流行から社会を守ることができるといわれている。
一定の年齢になったら受けることが望ましく、法律で定められた年齢内であれば無料(自治体によっては一部負担)で接種ができる定期(勧奨)接種と、費用の自己負担が原則で、受けるかどうかを親が選択する任意接種がある。
定期(勧奨)接種とは、生後3カ月になったら受けることができるBCGやポリオなどの蘭h接種があげられる。また、任意接種とは、インフルエンザや水ぼうそう、おたふく風邪などの蘭h接種があげられる。任意接種の自己負担費用は、病院によって設定が異なっている。
蘭h接種には、発熱やおう吐、重篤な場合は、脳脊髄炎やギラン・バレー症候群など神経系の副作用が出る場合もあるので、接種後には注意が必要である。また、ワクチンによってはアレルギーを引き起こす場合があるので、接種の際は医師への相談が必要となる。ワクチンの無過失補償制度があり、免責制度はないため、補償金を受け取って、さらに訴訟を提起することもできる。
海外へ渡航する場合、行き先の国の状況や期間、年齢、健康状態などにより必要な蘭h接種が異なってくるため、各自で選択する必要がある。同じ蘭h接種でも、海外と日本とでは異なった方式で実施されていることもある。例えば、BCGの場合、日本ではスタンプ方式の接種で、ツベルクリン反応の検査も行うが、海外の先進国ではBCGの接種自体行っていなかったり、行っても、ツベルクリン反応の検査はしなかったりという状況である。