原発【原子力発電】

核分裂の熱エネルギーによって水を蒸発させ、蒸気の力でタービンを回して発電する仕組みのこと。蒸気タービンを回すという点では火力発電と同じ仕組みだが、熱源が異なる。
燃料には核分裂を起こしやすいウラン235が用いられる。ウラン235に中性子を当てるとウラン原子は2つの原子核に分かれ、新たな中性子が放出される。放出された中性子が再びウラン235に当たり、核分裂を連鎖的に起こしてエネルギーを生み出す。原子力発電では連鎖する核分裂を原子炉内で制御し、安定して長くエネルギーを生み出す仕組みとなっている。なお、核分裂を制御せずに一度に反応を起こすものが、原子力爆弾となる。
資源に乏しい日本では、少ない燃料で安定してエネルギーを得られる原子力発電が推進されてきた経緯があるが、核分裂には人体に悪影響を及ぼす放射狽フ放出が伴うこと、核分裂が制御できなくなった場合に被害が甚大となり得ることなどが問題として指摘されている。

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