1947〜1949年のベビーブームに生まれた世代のこと。このベビーブームの間に合計806万人が出生しており、前後の世代と比較しても人数が多い。団塊の世代という呼び名は、堺屋太一による同名の小説から名付けられている。
ベビーブームの3年間に出生が集中した背景として、第2次世界大戦が終わり多くの日本人が復員したこと、一部の例外を除き一般の避妊や中絶などが法律で禁止されていたことがある。
団塊の世代は戦後の日本の復興、経済成長とともに歩み、巨大な消費市場としても日本の経済成長を後押しした。自動車、家電、住宅など団塊の世代をターゲットとして販売され、団塊の世代の加齢とともに、多くの企業が成長した。
1971〜1974年に起こった第2次ベビーブームで出生した子は、団塊の世代の子供世代にあたり、団塊ジュニアと呼ばれ、960万人にのぼる。2007年に団塊の世代が一斉に退職を迎えることで、労働市場への影響が懸念され、2007年問題と呼ばれた。
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