公職者を、有権者の請求によって解職する手続きのこと。リコールともいわれる。
地方自治法に基づき、公職にある者を住民の意思によって任期の満了前に罷免するために設けられた住民直接参政制度(直接民主制(ちょくせつみんしゅせい))の一つで、直接請求制度の一つでもある。
首長(都道府県知事や市町村長)および議員など要職者の解職請求、地方公共団体の議会の解散請求などがある。
請求先は選挙管理委員会。有権者の3分の1以上の署名が集まれば、本請求受理から60日以内に解職の是非を問う住民投票が行われ、過半数の賛成で解職請求が成立する。
署名による決定に不服があれば、決定から14日以内に地方裁判所に提訴できる。一方、その判決に不服があれば、高等裁判所を経ず、最高裁判所に上告する流れになっている。
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