投資をおこなう際に、従来の投資基準に加え、投資先の企業の社会に対する責任や貢献を重視して投資をする方法のこと。企業の社会的責任(CSR)を満たす企業を、投資の面で評価するもの。言い換えれば、CSRを経営戦略に捉え、長期的、持続的に成長する会社を探して投資をする方法。
社会的な責任に対する意識が薄い企業は、不正行為を行うなどして、結局は投資家にとって大きなダメージを与える会社である可柏ォも高く、逆に、社会的な責任に対する意識が強い会社は、長期的、持続的に業績を高めていける会社である可柏ォが高いという考えに基づいている。
社会的責任投資の具体的な内容は、法令順守などの「社会責任」、環境保護など社会問題の解決や豊かな社会を築くために本業を通して貢献する「社会貢献的投資」、そして寄付やボランティアといった「社会貢献」などがある。
社会的責任投資はアメリカで生まれた。当初は、キリスト教徒の基金を運用する際に酒・たばこ・ギャンブルなどの領域はふさわしくないとして、投資対象から外す目的で生まれたものだった。現在では、社会的責任投資の運用資産総額は2兆ドルを大きく超えるほどになっており、日本と比べ欧米諸国で普及している。
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