先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に、他の製薬会社が同じ成分を配合して、従来よりも安く発売する薬のこと。ジェネリックとは、欧米で商品名ではなく有効成分の一般名(ジェネリックネーム)で呼ぶことに由来している。
研究開発費が少なくてすむため、開発コストは新薬の数百億円に対して、数千万から1億円程と低い。また、価格は新薬の約3から7割安い。普及すれば医療費を大幅に削減できるとされるが、国内の普及率は数量ベースで約17%(2006年度)にとどまり、約4から6割を占めている欧米主要国と比べて著しく低い。国は2012年度で、これを30%以上にすることを目標としている。
2008年4月からは処方せんの様式が変わり、医師が禁じなければ、患者がジェネリック医薬品を選べるようになった。
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