中東に位置する国のひとつで、7つの首長国によって告ャされる連邦国家。通貨はUAEディルハム (AED)。アブダビ、ドバイ、シャルージュ、アジュマーン、ウンムアルカイワイン、フジャイラ、ラアスアルハイマという7つの首長国によって告ャされている。このうちアブダビがアラブ首長国連邦の面積の半分以上を占めており、首都にもなっている。
各首長国は世襲制の首長によって統治されている。アラブ首長国連邦全体の意思決定機関として、連邦最高評議会があり、各首長国の首長で告ャされる。議決にはアブダビ、ドバイを含んだ5カ国の賛成が必要となる。
近年ではドバイに海外からの資本が流れ込み、大都市、観光地として開発が進んでいる。経済的な中心地は首都のアブダビよりもドバイであるとされている。石油輸出の貿易黒字によって得たオイルマネーを、先行投資してインフラ整備をして都市をつくることで経済活動を活発化すると同時に、観光地化する意図がある。しかし2009年11月にドバイ政府系企業の資金繰りが悪化したことを受けて、金融不安が広がり、日本円が米ドルやユーロに対して高騰するという事態が起きた。これをドバイショックという。
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