生産一単位あたりに要する人件費。企業が一定のモノを作るのに必要となる賃金のこと。
「雇用者報酬の総額」を「実質国内総生産(GDP)」で割ることにより算出される。
雇用者から賃金の引き上げを要求されると、一般的に企業は人件費の増加分を製品価格へと転嫁しようとする。そのため景気の回復局面において、賃金上昇が物価上昇に波及する強さを示す指標して注目されている。
また雇用者報酬の総額が増加する、あるいはGDPが減少するなどの理由により、この「ULC」が上昇すると、物価上昇圧力が高まる。また低下すれば、その逆という関係にある。
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