自社や自社製品のみが持つ、独特の強みのこと。他社や他社製品と明確に差別化が行えるような、市場に対する独特の提案を意味する。
具体的には、「練り歯磨き」の市場において一貫して「虫歯蘭h」というUSPを提案するであるとか、「衣料用合成洗剤」の市場において「香りが長続きする」というUSPを提案し続けるなどの事例が挙げられる。
マーケティングにおいてポジショニング戦略を行ううえで、特定のベネフィットに絞り込むことの重要性は常々、指摘されている。USPを提案したロサーリーブスは、各ブランドにUSPを規定し、マーケターはそれに固執すべきだと主張している。
またリーブスは、USPは「競合が主張していない、あるいはしようとしても出来ないこと」、さらには「パワフルで、多くの消費者を自社製品へ引き寄せるもの」でなくてはならないとしている。
そして、USPに基づくポジショニングによりブランドに与えられたベネフィットや属性において、当該ブランドがナンバーワンとなることが理想だと言える。
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