オフバランス取引 【off-balance transaction】

 オフバランス取引とは貸借対照浮ノ計上されない取引のことである。簿外取引と呼ばれることもある。貸借対照浮?Xリム化できることから注目を集めていた。また、資産の効率化を重視しROE(株主資本利益率)やROA(総資産利益率)が重要な指標となる現在の企業評価においては、企業価値を高める一つの方法として考えられていた。現在の具体例としてはリース取引が挙げられる。リース取引では、備品などを借りた際に払うコストは全額費用として損益計算書に計上することができるため、貸借対照浮ノは資産として計上されない。
 なお、金融取引が高度化・複雑化したことによりオフバランス取引は増加していたが、近年は利害関係者からの情報開示の要求が高まっていることから、今後は徐々にオフバランス取引は縮小しオンバランス取引に移行していくものと考えられる。以前はオフバランス取引の典型例と考えられていたデリバティブ取引(オプション、スワップなど)についても、平成12年に適用された金融商品会計基準によって時価評価をして貸借対照浮ノ計上されることになった。
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