所得控除

所得控除とは、納税義務者に配偶者や扶養親族がいるか、病気や災害等による出費があるかなどの個人的な事情を税負担のうえで考慮し、税金負担の不均衡を調整するために課税所得金額を算出する際に所得金額から差し引く控除の総称のこと。

所得控除の例として、すべての納税義務者に適用される33万円の「基礎控除」、最高200万円の限度額や制限がある「医療費控除」、国民健康保険・国民年金・介護保険などの社会保険料で支払った金額全額が控除となる「社会保険料控除」、1万5千円以下なら全額控除となり、それ以上は段階的に控除され最高3万5千円の控除がある「生命保険料控除」、ほかにも「損害保険料控除」や「寄附金控除」など15項目ある。

所得控除を差し引いた課税所得金額に税率をかけ、算定された所得税の金額からさらに差し引く控除のことは「税額控除」という。税額控除の例として、配当二重課税を調整するため配当所得金額の10%または5%を控除する「配当控除」や規定内の家屋に一定の耐震改修をした場合に費用額の10%相当額(最高20万円)を控除する「住宅耐震改修特別控除」などがあげられる。