終身雇用

終身雇用とは、学校を卒業してから、企業に就職し、その企業で定年まで働き続ける制度。日本企業の典型的な雇用方法だったが、近年は崩壊しつつある。

法律上で終身雇用が定義されていることはなく、労働基準法では「期間に定めがない雇用」に該当する。期間に定めがない雇用は無期雇用であり、合理的な理由があれば、雇用主は一定の予告期間をおいて解雇することができる。ただし、解雇が客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上妥当と認められない場合は、解雇の権利を濫用したものとして無効とする、解雇権濫用の法理があり、解雇権濫用の法理が終身雇用を支えていた。

従業員の長期雇用を保証することによって、会社への忠誠心を上げ、能力を高めるモチベーションにもなることが終身雇用のメリットのひとつとされている。熟練した従業員を足止め策として年功序列、定期昇給制度、退職金制度が取り入れられたことが、終身雇用が定着する要因となった。