株式や債券といったこれまでの伝統的な投資対象以外に投資をすること、および非伝統的な手法による投資をすることをいう。例えばヘッジファンド、プライベート・エクイティ(未公開株)、賃貸ビルなど複数の不動産物件を証券化し、そこから生じる賃料収入を投資家に分配する不動産証券化商品、天然資源(石油・ガス・森林資源)などが投資対象となる。1980年代に米国で広まり、日本では90年後半から普及し始めた。基本的に機関投資家や個人の富裕層向けに限定して販売されていたが、最近では富裕層以外の個人を対象にした商品も販売させている。この投資の利点としては、株式や債券などとは異なった価格変動をするものを投資対象とすることで、資産運用のリスクを分散することができることや、投資対象を広げることで投資の機会が増えることに伴って収益を得る機会も増えるということがあげられる。デメリットとしては、すぐには換金できない、ファンドの信用調査に手間がかかる、共通のベンチマークがないなどがあげられる。
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