QE3

Quantitative Easing program 3

QE3とは、アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)による実施が予測されている量的金融緩和政策の第3弾のこと。「Quantitative Easing program 3」の略称。通常の金融緩和策が政策金利を引き下げるものであるのに対し、QE(Quantitative Easing program)は市場に供給する資金量を増加させることで金融緩和を図るのが特徴。景気が悪化状態にある時、一般的には金利を引き下げる策が用いられるが、すでにゼロ金利の状態にある場合は、金利の引き下げにより市場に資金を流すことができないため、中央銀行が資産の買い入れを行って市場に出回る資金量を拡大するという量的緩和策がとられる。

QEの第1弾であるQE1は、2008年のサブプライム住宅ローン問題を受けたリーマンショックや世界同時株安といった金融危機が起こった際に、FRBによって2009年3月から2010年3月まで実施された。第2弾のQE2は、景気回復の促進とインフレ率低下の阻止を目的として実施され、長期金利の押し下げを狙い、2010年11月から2011年6月までの約8ヶ月間に渡って、1ヶ月あたり約750億ドルのペースで合計6000億ドルの米国債の追加購入が行われた。

QE3の実施予測には、金融緩和による景気の持ち直しに繋がるとの期待も寄せられているが、同時に過剰な資金供給により物価の上昇を招き、インフレに陥ることも懸念されている。