調査対象とされる集団である「母集団」から、標本を選び出す「標本抽出」の1手法。標本が雪だるま式に増えていくことから、このように呼ばれている。
まず初めに、母集団から無作為に回答者を数人選ぶ。次に、これらの回答者に次の回答者を指名してもらう。この作業を繰り返すことで、必要な数に達するまで標本を抽出していく手法である。
原則的に標本は、母集団から偏りなく選び出されていることが好ましいが、「スノーボールサンプリング」においては、最終的に完成した標本は何らかの属性で偏ったものとなりやすい。しかし、特定の集団や階層を対象とした調査には有効な標本抽出と言える。
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