ティーパーティー【Tea Party】(ティーパーティー運動)

米国における保守派の草の根的な政治運動のこと。2009年のバラク・オバマ大統領の就任後に始まった運動であり、公共の福祉を充実させるが税金が高くなる傾向にある「大きな政府」路線に対する抗議を運動の中心に置き、「小さな政府」を推進している。「ティーパーティー(Tea Party)」という名称は、1773年に起きた「ボストン茶会事件」に由来している。
ティーパーティーはひとつの組織ではなく、全米に多数のティーパーティーと呼ばれる組織が存在している。そのため、主義や主張が必ずしもひとつにまとまっているわけではない。
ティーパーティーは共和党勢力と強いつながりがあり、2010年に行われた中間選挙では、ティーパーティーの存在が共和党の勝利に大きく影響したとされる。2011年の連邦債務の上限引き上げをめぐる問題でも、ティーパーティーが政府が提示する増税策に強硬に反対していることから共和党も反対の姿勢をとるなどと存在感を示している。

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