衆議院議員総選挙と参議院議員通常選挙を同日に実施すること。衆参同日選挙をするには、日程を変えることができない参院選の日に合わせて、衆議院の解散総選挙を実施することになる。時期は参議院議員選挙の時期である6月下旬から7月上旬となる。
多くの国会議員が入れ替わることになるため、どの政党が政権与党にふさわしいのか、国民に信を問うことを目的に衆参同日選挙が実施されることになる。これまで1980年6月22日と1986年7月6日の2回衆参同日選挙が実施されている。
衆参同日選挙を実施すると、参議院と衆議院の政党による告ャ比が似た傾向となるため、ねじれ国会は起こりにくい。政権与党に順風が吹いているときはメリットがあるが、逆風の時にあえて衆議院を解散すれば政権を失いかねないため、敬遠される。
有権者は、衆参それぞれの選挙区から一人ずつ、比例区から一政党ずつ選び、さらに最高裁裁判官国民審査も同日に実施することから、投票作業が多くなる。
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