買収目的会社【SPAC】

企業の買収を目的として設立される企業のこと。とりわけ米国では、未公開企業の買収を目的して設立される企業のことをSPAC(Special Purpose Acquisition Company)という。SPACの特徴は、買収する企業を決めないまま投資家から資金を集め、さらに自身のIPOを行う点である。その後、買収先企業を決め、買収を完了させる。買収先の企業を決めずに設立することから「白紙小切手会社(Blank Check Company)」とも呼ばれる。
いっぽう日本では、上場企業がMBOにより非上場化する際の受け皿として、買収目的会社を設立することがある。この場合の買収目的会社は、米国のSPACとはやや異なる。