読み方: がっと
英語: General Agreement on Tariffs and Trade
分類: 国際機関・経済
GATTとは
GATT(関税及び貿易に関する一般協定)とは、第二次世界大戦後に設けられた、国際貿易の自由化を目的とする多国間の枠組みである。
1948年に発効し、関税の引き下げや貿易障壁の削減を通じて、国際経済の発展に大きく貢献した。
設立の背景
1930年代の世界恐慌では、各国が保護主義的な政策を強めたことで、貿易が縮小し経済が悪化した。
この反省から、戦後は自由貿易を推進するための国際的なルールづくりが進められ、その一環としてGATTが成立した。
同時期には以下の国際機関も設立されている。
- 国際通貨基金(IMF)
- 国際復興開発銀行(IBRD/世界銀行)
基本原則
GATTは、自由で公平な貿易を実現するために、以下の原則を採用している。
■ 最恵国待遇
特定の国に対して関税を引き下げた場合、すべての加盟国にも同様の条件を適用する原則。
■ 内国民待遇
輸入品に対して、国内製品より不利な扱いをしてはならないとする原則。
■ 関税中心主義
輸入制限(数量制限など)を原則として禁止し、関税によって調整する仕組み。
多角的貿易交渉(ラウンド)
GATTでは、加盟国が参加する交渉(ラウンド)を通じて、関税の引き下げやルール整備が進められた。
代表例:
- ウルグアイ・ラウンド(1986年〜1994年) → サービスや知的財産も含めた新たなルールを整備
WTOへの移行
GATTはあくまで「協定」であり、常設の国際機関ではなかった。
そのため、より強固な体制を整える目的で、1995年にWTO(世界貿易機関)が設立され、GATTの役割を引き継いだ。
まとめ
GATTとは、戦後の国際貿易を支えた多国間の協定であり、関税の引き下げや自由貿易の推進に大きな役割を果たした。
現在はWTOにその役割が引き継がれている。
第1稿投稿:2023年5月12日(記事コンテンツ公開)
最終更新:2026年4月15日(内容の整理・最新情報に基づき更新)
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