お金の大辞典

　1951年に施行された信用金庫法にもとづき発足した、会員組織の中小企業金融機関のこと。「国民大衆のために金融の円滑を図り、その貯蓄の増強に資する」とする非営利法人。以前に存在した信用協同組合のうち、金融機関的性格の強い組合が改組されて信用...

　銀行法にもとづく普通銀行のうち、信託業務を行う銀行のこと。「信託」とは、金銭や不動産などの財産権を委託し、法律行為によって管理、運用、処分させる「資産管理の代行」のことをいう。金融機関の業務分野規制のもと、信託業務が行える銀行は10行に...

投資信託のファンド規模の上限額のこと。ファンド規模とは信託された金額のことで、元本を元に算出された金額の合計を指しており、ファンドの組み入れ資産の時価評価による純資産総額とは異なる。ファンドごとに定められており、投資対象となる株や債券の...

投資信託を解約して換金する場合に支払う金額のこと。換金に際する手数料とは別のもので、投資信託の財産に組み入れられるものとなっている。解約時ではなく購入時にあらかじめ徴収する投資信託もある。投資家が解約することで、投資信託に組み入れられた...

投資信託を解約して換金する場合に支払う金額のこと。換金に際する手数料とは別のもので、投資信託の財産に組み入れられるものとなっている。解約時ではなく購入時にあらかじめ徴収する投資信託もある。投資家が解約することで、投資信託に組み入れられた...

投資信託の委託者である運用会社が受託者である信託銀行などと交わす、投資信託に関する契約のこと。契約の際には投資信託の具体的な仕組みや運営、管理方法などを規定している投資信託約款を作成する。投資信託約款は監督官庁への届出が必要になっており...

投資信託で、投資家にかかるコストのひとつ。毎日一定の割合で控除される。信託報酬には運用者に対する報酬、受託銀行の管理、保管に対する報酬、販売会社の代行業務に関する報酬が含まれている。株価指数に合わせて運用するパッシブ運用は信託報酬が安く...

不動産などの資産を信託銀行などに信託し、その資産から発生する賃料収入などの経済的利益を信託銀行などを通して受け取る権利。資産は証券化して流通させることができ、取引に際して株式や社債と同様に有価証券として扱われる。信託受益権の売買は証券の...

信託法および信託業務法に基づき、信託業務を行う株式会社のこと。信託銀行の前身であり、戦前には専門の信託会社が多数設立されたが、1943年、信託業務と銀行業務の兼業を認めた兼営法が施行されたのをきっかけに、多くの信託会社が銀行に吸収・合併され...