電気や熱を生み出しても、二酸化炭素や窒素酸化物などの有害物質を排出しない、あるいは排出が極めて少ないエネルギーのこと。太陽光、水力、風力、地熱、天然ガスなどが該当する。石油、石炭等の化石燃料や原子力エネルギーの利用は、温暖化ガスの排出や廃棄物の処理等の点で、環境に負荷を与える。そうした負荷を抑えたエネルギー源をクリーンエネルギーという。
日本では、1960年代の高度経済成長期以降、大気汚染や水質汚染などの公害による人体や自然環境への影響が社会問題となり、以来、クリーンエネルギーの開発、導入が推進された。なお、クリーンエネルギーには、明確な定義があるわけではなく、二酸化炭素などを排出しない原子力エネルギーを含むか否かといった議論もある。
クリーンエネルギーを利用した車をクリーンエネルギー車あるいはエコカーといい、電気自動車、天然ガス自動車、燃料電池自動車などが該当する。
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