学生が自分の専攻や希望職種に関連した就業体験を行うこと。学校と非営利団体を含む企業との連携によって行われる。インターンシップには2種類あり、数週間から数ヶ月の期間行なう長期型インターンシップと数日から1週間程度の期間の短期型インターンシップがある。インターンシップは、1906年に米国の大学と地元の工作機械メーカーの間で行われたものが始まりであるとされ、日本でインターンシップが始まったのは1990年代後半からである。
インターンシップのメリットは、企業側にとっては学校との接点が増え、学校へ人材育成や教育に対する要望を伝えることができるなど、相互情報の交流機会となることである。また、学生を実践的な人材として育成できるほか、学校や学生、社会に対して存在をアピールできる機会にもなる。
学校側のメリットは職業指導と関連させることにより、学生に職業適性や職業生活設計について考える機会を与え、職業選択への積極的な取り組みを促すことができる点である。さらに、学生が実戦的な職業知識や経験を得て、迫ヘを向上させることにより、学校の人材育成に対する社会的評価が高まるほか、企業のニーズに合った教育を告ャできる利点もある。
学生側のメリットは、実際の仕事や職場の状況を知り、自分の適性や職業について深く考えるきっかけとなるほか、専門知識についての迫ヘを高める機会になることである。また、就職活動の方向性や方法について理解し、就職後の適応力を高めることもできる。
目次
コメント