一村一品運動

1980年に大分県の全市町村で開始された地域振興運動のこと。都市への人口集中による県内各地域の過疎化と活力低下などを懸念し、1979年に当時の平松知事が提唱した。
「ウメ、クリ植えてハワイへ行こう」をスローガンにした大山町の特産品づくり運動が原点となり、付加価値の高い産品の創出で地域振興を図った。関アジや関サバ、乾椎茸、カボス、ハウスミカン、豊後牛、麦焼酎など20年かけて336品目が生まれ、年間販売額は約1400億円にものぼった。
一村一品運動は、「ローカルにしてグローバル」「自主自立、創意工夫」「人づくり」を3原則とし、中国やフィリピンなど世界にまで広がりをみせ、1995年に平松前知事はアジア各国の地域経済の自立と発展に貢献したとしてアジアのノーベル賞といわれる「マグサイサイ賞」を受賞している。

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