2004年度から始まった日本型ロースクールのこと。法曹人口の大幅な増加を図ることを目的に設立される学校で、法曹に必要な学識及び迫ヘを培うための専門職大学院である。日本全国の国公立私立大学に設置されている。原則3年(法学既修者は2年)の修業後、新司法試験の受験資格が得られる。
その後、国家資格である裁判官・検察官・弁護士(まとめて法曹という)になるためには、年1回ある新司法試験に合格し、さらに、司法修習を経て考課に合格し、弁護士の場合は、弁護士名簿に登録して弁護士会の会員にならなければいけない。
従来の司法試験と2006年から行われている新司法試験は2010年まで併存(併願は不可)。それ以降は新司法試験の方式へ移行する嵐閧ナある。
新司法試験は、原則として法科大学院修了者に受験資格が与えられるが、2011年からは法科大学院を修了していなくても、濫?詞アに合格すれば受験資格が得られるようにもなる。従来の司法試験では受験制限がなかったが、新司法試験は法科大学院修了後5年以内に3回までしか受験することができないという規則もある。万が一、受験制限を越えた場合は、再び法科大学院課程修了か濫?詞アを合格することで、受験資格を再取得することができる。
ただし、法科大学院は、2009年度の入学者総数が昨年度から11%減り、約8割にあたる59の法科大学院で定員割れとなっている状況や、修了者の合格率低迷など問題も多く、中央教育審議会の特別委員会は、各法科大学院へ定員削減や統廃合の検討を求めている。
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