従業員に臨時的に支給される賃金のことで、従業員賞与やボーナスともいわれる。一般的には、労働協約書などにより支給基準が定められていて年に2回(夏と冬)に支給されるケースが多い。企業会計上では、製造業の工場で使用されている製造原価報告書関連の勘定科目で使用される労務費の部の仕訳のひとつ。販売費及び一般管理費の部の仕訳のひとつに「従業員賞与」の勘定科目があるが、製造部門に携わる人の製造人件費としての、退職金を除く臨時的給与については、製造原価報告書関連の賞与の勘定科目へ計上する。その後、製造または加工原価として計算される。計上方法の例として、所得税などの課税対象となる場合には、税額浮ゥら徴収額を算出して預かり、翌月10日までに納付することになっているため、左側の借方には賞与を3項目計上し、右側の貸方には社会保険料としての法定福利費、源泉税としての預り金、手取り支給額にあたる普通預金の3項目を計上する。
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