通関手続が適正かつ迅速に行われるよう、1967年に通関業法が制定された際に導入された国家資格制度のこと。実際に物を輸出入する人に代わり、税関への錐遂ニ務を行うが、国家試験である通関士試験に合格した者で、勤務先の通関業者の瑞ソに基づく税関長の確認を受け、通関業務に従事する者のことだけを通関士とよぶ。税関官署に提出する錐随送゙などの通関書類が適正であることが重要であり、そのための専門的知識や経験を有する専門家として、通関業務を行う営業所ごとに配属するようになっている。
国家試験は年1回、財務大臣が決定する問題により各税関長が行う試験で、試験科目は、通関業法、関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法、通関書類の作成要領その他通関手続きの実務の3科目となっている。各税関の通関業監督官が通関士試験の問い合わせ窓口である。通関士の就職先として一般的なのは、国際物流を実施し、なおかつ通関業務を展開する物流企業で、これらの企業はフォワーダーとよばれることが多い。外資系企業や商社などの場合もある。
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