核兵器の原料であるプルトニウムや高濃縮ウランなどの生産を全面的に禁止することを目指す条約のこと。主目的は核兵器国と核拡散防止条約(NPT)の非締結国の核迫ヘを凍結することである。
1993年の国連総会における当時のクリントン米大統領の提案に基き、交渉開始を求める決議が採択された。核軍縮の柱と期待されていたが、米国のブッシュ前政権が検証は不可狽ナあるとの主張をしたことなどが原因となり、交渉を始められずにきた。
そうした中、米国のオバマ大統領が2009年4月のプラハでの核軍縮演説にて、検証可狽ネカットオフ協約締結に努めると明言したことを受けて、5月末に交渉開始が合意された。
しかし、核兵器を今以上に増やさないことに重点を置く当条約に対して、これから核兵器を拡充していきたいと考えている国の抵抗は特に強く、交渉開始の日程作りは依然、膠着状態のままである。
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