会社を設立する際、金銭を出資する代わりに、創業者が自分の研究で得られた無形の資産、新技術や発明などの成果を提供して、ただ同然の価格で株式を取得し、会社を設立すること。アメリカのシリコンバレーなどで、ベンチャー企業を設立する際に利用されている株式の発行制度で、自己資金が少ない研究者でも自分の研究成果の事業化を目指して企業を興すことができる。米国におけるベンチャー・ファイナンスの特徴として、会社設立時に創業者に対し低価格(1株1セントなど)で、多くの普通株を発行することがある。事業が軌道に乗り、株式が公開できるようになれば、コストがほとんどかかっていない株式を所有している創業者は大きな創業者利益を手に入れることができる。
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